肌ハリに失敗してしまう主な原因として、
              正しい美容知識がないということです。
              
              「流行のスキンケアだから」と、つい飛びついてしまう。
              「たくさんの化粧品に頼る」などから、
              お肌へのダメージが大きくなってしまうということが多いです。
              
              
              困ったことに、これらの失敗には長い期間が経たないと
              失敗したことに気付けません。
              また気づいても、どれが悪かったのかが分かりません。
              
              
              美容ドック受診者207人(平均40歳)のうち、
              健康な肌を保てていたのはわずか2人(1%)。
              治療が必要なほど肌状態が悪くなっていたのは168人(81%)。
              肌状態が悪い人ほど、
              熱心にスキンケアをしている傾向があることがわかっています。
              (参考文献:美容皮膚科学改訂2版・南山堂)
              
              
              だからこそ正しい美容知識を手に入れ、
              効果的なケアをしていただきたいと思うのです。
              
              しかし、そのような知識が載っている本というのは「○○学」等の
              医学書や、英語表記の論文だったりするために
              なかなか普段は見る機会がありません
              ここで勉強をして、効果的なケアをしていただけたら幸いです。
              
              
              
              肌ハリ(リフトアップ)・たるみ・しわ改善には、
              1、自分でできるケア(お手入れや生活改善等)  
              2、病院でしかできないこと
              があります。
              
              
              
              
1、自分でできるケア
              
              化粧品・お手入れ方法・食事・生活習慣などを見直し
              しわ・たるみ解消に効果的な内容に改善するという方法です。
              
              ただ、これらの方法は長く続けて行わなければいけません。
              よいのか悪いのか分からない商品やお手入れ方法などに
              流されてしまい逆効果になってしまったというのが一番の失敗です。
              
              ・流行だから…
              ・雑誌で取り上げられていたから…
              ・女優の●●さんがよいと言っていたから…
              
              と、飛びついてしまっていませんか?
              化粧品の使い過ぎや肌を傷つけるケアで
              肌がボロボロになってしまっている人が急増しています。
              
              正しいことを知った上で、ご自身で正しい商品を選び
そして正しくお手入れをすことが大切です。
              
              また、中には法律を違反して販売している化粧品も多いのが実状です。
              信頼できるところで購入するようにしましょう。
              
              
              
              <対象>
              ・しわ、たるみが気になるけど病院に頼るまではしたくない場合。
              ・美容整形後もきちんとケア(お手入れや生活改善等)をする場合。
              
              良いこと:危険性がほとんどなく、継続的に行える
              悪いこと:病院治療ほどの効果がない
              
              
              
              
              
              
              2、病院でしかできないこと
              
               治療は即効性があり、化粧品に比べると効果が高いといえます。
               ただ、治療は魔法ではありません。
               「合併症がある」・「必ずしも満足いくとは限らない」
               ということを覚えておきましょう。 
               
               もし、病院の力を借りる場合、
               値段が安い病院がよい・高い病院・有名な病院がよいという決まりはありません。
               選ぶポイントの一つとして、
               専門医がいる病院で、専門医に診てもらった方がよいでしょう。
               (一年目の医師や、内科や眼科の医師も施行が可能なため)
               病院のHPの「医師の紹介」に●●専門医と記載があります。
               もちろん皮膚の治療ですから、皮膚科専門医に診てもらうと安心です。
               メスを使った大きな治療になるほど、形成外科や美容外科専門医に
               診察・施行してもらうとよいといえます。
               
               また、新しい術式が出ると「新しい手術は良い」と勘違いすることがありますが
               そうではなく選ぶべきです。(新しい手術ほど、長期的な安全性や経過が不明なため)
               実施前に、医師とのカウンセリングを充分に行うことも失敗を防ぐには重要です。
               
               一度治療したら完璧ではありません。
               日々老化は進むものです。
               自分でできるケア(お手入れや生活改善など)をおこたると
               再び、シワやたるみが生じてきてしまいます。
              
              
              
              
              <対象>
              ・肌ハリ(リフトアップ)に積極的で、たるみ・しわ解消のために
               病院治療をもいとわない場合。
              
              
              [メスを使わない方法]
              良いこと:気軽にできる・危険性が少ない
              悪いこと:メスを使う方法より効果が低い・繰り返さなければいけない
              
              
              [メスを使う方法]
              良いこと:効果が高い・頻繁に繰り返す必要がない
              悪いこと:危険性が高い・値段が高い・気軽にできない