肌ハリに「悪い食事」・「良い食事」
肌を作る成分は、主に食材から摂ることができます。
日々私たちの身体は変わっています。
どのような食事が肌ハリによくないのか?どのような食事をすれば効果的なのか?
を知っておくだけでも、あなたの肌ハリは一歩前進していきます。
肌ハリに「悪い食事」
1.お酒
アルコール摂取は「コルチゾール:副腎皮質ホルモン」の上昇を促します。
このコルチゾールは肌に影響を与えます
肌のハリに大切な、コラーゲン、エラスチンの代謝を低下させてしまいます。
お酒はほどほどにしましょう。
2.高脂肪
脂肪分が高すぎると抗酸化物質(細胞の酸化を防いでくれるもの)を
たくさん必要としてしまうため、老化が進みやすくなります。
また、顔に脂肪がつきすぎるとその重みにより
しわ・たるみができやすいです。
3.無理なダイエット食
しわ・たるみを防ぐには、ビタミンはもちろん、
タンパク質と適度の脂肪分が必要です。
たんぱく質なくしてキレイな肌は作れません。
ダイエットなどでバランスの悪い食事をしていたり、
野菜だけを摂っていて脂肪分は省くなどの偏った食事は
しわ・たるみができやすくなってしまいます。
4、多い糖分
糖質は脳のエネルギーとなる大切なものですが、
摂り過ぎはよくありません。
「糖化」といって、「糖」が「たんぱく質」とくっつくことで
肌ハリに大切なコラーゲンを硬くしてしまい、
シワをつくることになってしまいます。
甘いお菓子などをたくさん食べてしまうとよくありません。
5、抗酸化物質の不足
ビタミンAやビタミンCなど抗酸化物質(細胞の酸化を防いでくれるもの)が少ないと、
老化がすすみ、しわ・たるみを増やしてしまいます。
肌のハリの良い食事
■栄養バランスのよい食事■
■コラーゲンについて■
コラーゲンは残念ながら摂取しても
分解されてしまうので吸収されにくいのです。
コラーゲンを再合成させるために、
ビタミンCと鉄分を含む食材を積極的に食べましょう。
(コラーゲン)
フカヒレ、牛すじ、鶏皮、鶏手羽、豚足、軟骨、鶏皮、魚皮、エイひれ
に多く含まれますが、
コラーゲンはタンパク質なので、これらでなくても、
肉や魚などたんぱく質が豊富な食材を食べれば
コラーゲンになる可能性があります。
(ビタミンC)
レモン、キウイフルーツ、イチゴ、オレンジ、
ブロッコリー、ピーマン、キャベツ、トマト、じゃが芋
などに多く含まれます。
(鉄分)
レバー、ホタテ、ほうれん草、小松菜、ヒジキ、ゴマ、アーモンド
などに多く含まれます。
■抗酸化作用のある食材■
抗酸化作用(細胞の酸化を防ぐ)のあるものを取り入れることで
老化防止の効果があり、ハリ肌への近道となります。
・ビタミンA
ニンジン・トマト・小松菜・ほうれん草・かぼちゃ・ブロッコリー などの緑黄色野菜。
他に、レバー・うなぎ・卵黄など。
*これらは油で調理すると吸収が高まります。
・ビタミンC
レモン・キュウイフルーツ・イチゴ・オレンジ・ブロッコリー・
ピーマン・キャベツ・トマト・ジャガイモ など。
*ビタミンCは加熱に弱いですが、じゃがいもの場合は加熱しても大丈夫です。
*ビタミンEを一緒に摂ると、抗酸化作用が高まります
・ビタミンE
レバー・卵・植物油・アーモンド・ゴマ など
・ポリフェノール
赤ワイン・ココア・チョコレート など
・カテキン
緑茶・紅茶など
・α-リポ酸
ジャガイモ・ほうれん草・ニンジン・ブロッコリー・レバー など
・コエンザイムQ10
ほうれん草・牛肉・ピーナツ・いわし など
・リコピン
トマト・トマトケチャップ・スイカ・ピンクグレープフルーツ・アンズ・
グアバ・グミ・パパイヤなど。
*加熱したり油と組み合わせると、リコピンの吸収がよくなります。
特にオーリブオイルの組み合わせるとよいです。
*加工されたトマトは、生トマトのリコピンより効率よく吸収されます。
■他に、しわ・たるみ対策に大切なもの■
・カルシウム
牛乳・乳製品・小魚類・海藻類など
*皮膚の抵抗力を高める作用や皮膚の炎症を治す作用もあります。
・ビタミンD
肝油・卵・しいたけ・牛乳など
*カルシウムを体内に吸収させるのに必要です。
気を付けている食事でも、どうしても取りにくい場合は
サプリメントで補うのもよいでしょう。
妊娠中や授乳中には摂取しない方が良いものや
過剰摂取するとよくないビタミンもありますので、
注意書きを守りましょう。