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 IMコンサルタント 美容コンサルタント平松由貴 
 *執筆・講演・取材依頼等は、Email:info@hadahari.com または平松由貴オフィシャルウェブサイトから
 

肌ハリ洗顔法

肌ハリ洗顔法とは?



「肌ハリ洗顔法」はマッサージ洗顔を基本とし
1,クレンジング 
2,洗顔 
3,保湿 
4,UVカット 
5,メイク
 
の5ステップあります。





私たちは、スキンケア化粧品でたくさん与えなくても、
肌は「キレイになろう。健康でいよう。」とするチカラを
持っています。
転んでヒザをすりむいても、その傷は自然に治っていきます。
それは、「自然治癒力」というチカラを持っているからです。

以前は、ケガをした時に消毒をしていました。
現在はなるべく消毒はせずに「自然治癒力」を利用し、
傷をおおうだけの治療法が増えています。
消毒をした時と比べて、傷が早くそしてキレイに治るからです。

しかし、化粧水、美容液、乳液、パックと
お肌へ与えすぎによって「自然治癒力」を弱め、
大人ニキビやシワ・シミなどトラブルに堪えない肌になってしまいます。

美容ドック受診者207人(平均40歳)のうち、
健康な肌を保てていたのはわずか2人(1%)。
治療が必要なほど肌状態が悪くなっていたのは168人(81%)。
肌状態が悪い人ほど、熱心にスキンケアをしている傾向があることがわかっています

(参考文献:美容皮膚科学・改訂2版/南山堂)

お花も肥料を与えすぎると枯れてしまいますよね。
それと同じ。たくさんのスキンケアをして、逆効果になってしまっているのです。
『肌ハリ洗顔法』は、お肌を甘やかさずに、「自然治癒力」によって美肌へと導く方法です。
みるみるお肌が回復することでしょう。




肌ハリ洗顔法の効果】
・血流が良くなり、肌のハリを支えているコラーゲンに働きかけます。
・肌の水分と油分量のバランスが良くなります。
・キメが整い肌の色が明るくなります。
・クスミ、ニキビ、シミ、シワ、タルミなど様々なトラブルを改善、防止します。
・細胞に栄養が行き届き、抵抗力を高めます。
・マッサージによって幸せホルモン「セロトニン」の分泌が促されます。




            「肌ハリ洗顔法」




ステップ1、クレンジング 



【クレンジングの選び方のポイント】

洗い流せるクリームタイプのクレンジングを使いましょう。
オイルやリキッドはしっかりメイクを落とすのに好ましいクレンジングですが、
毎日使いはお肌への負担が大きくなります。
普段はナチュラルメイクにし、クレンジングは洗い流せるクリームタイプを使いましょう。




【クレンジング方法】

クレンジングはメイクを落とすことが目的なので、
お肌への負担は切り離すことはできません。

なので、クレンジングは、ササッと短時間で済ませる方がよいです。
指先でクルクルと落とすのは、かわいらしい動作ですが、時間がかかります。
『肌ハリ洗顔法』は、手の平まで使い、
「額・鼻→ホホ・口周り→目の周り」という順番に
クレンジングをなじませていきます。
皮膚が弱い部分が最後になります。
手のひらまで使うことで、半分以下の時間で済ませることができます。
なじませたら、すぐにぬるま湯で流します。

  









ステップ2、洗顔



『肌ハリ洗顔法』はただの洗顔ではありません。
マッサージをすることによって、「自然治癒力」など肌の機能を高める洗顔です。

【洗顔料の選び方のポイント】


毎日の洗顔には固形石鹸がおすすめです。
石鹸は、油分を落としすぎないという良い点があります。
ある程度洗浄したら、お肌の上で洗浄を続けるということがなくなるため、
お肌の油分を取られずに済むのです。
なので、乾燥肌の人も石鹸がおススメです。





【肌ハリ洗顔のやり方】

■1、泡立てた石鹸で「額、鼻」を洗います。
  矢印の方向にやさしくマッサージをしていきます。
  この時、○印の筋肉を軽くもみほぐすと、額のシワ・眉間のシワに効果的です。
  クルクル円を描くようにもみましょう。


  







■2、次に、ホホと口周りを洗います。
  矢印の方向にやさしくマッサージをしていきます。
  この時、○印を軽くもみほぐすと、ほうれい線と目の下のクマに効果的です。

    






■3、目の周りを優しく洗います。
 
目尻を引き上げるようにやさしく洗います。
 
    






■4、ぬるま湯でよくすすぎましょう
  生え際や小鼻の周り、など石鹸が残らないように、最低でも10回はすすいでください。
  最後、水でしめることで、洗顔後も血流(血の巡り)が良い状態でいられます。




*日焼けの直後やニキビが酷い時は、マッサージはお休みしてください。
*思春期ニキビや脂性肌の人は別ですが、通常は、石鹸を使う洗顔は夜だけで十分です。











ステップ3、保湿


洗顔後、鏡を見ながら、今日のお肌の状態を観察しましょう。
「日中はピリピリと乾燥を感じた。」
「洗顔後しばらくしたら乾燥を感じた。」
という時に保湿クリームを塗ればよく、そうでない限りとくに何も塗る必要はありません。
「自然治癒力」があるかぎり、乾燥したときに「クリームだけ」で十分です。

クリームを塗った後は両手で顔を包み込みます。
密封包帯法(ODT)といい、成分の浸透を促すのです。
手を当てることは、優しくいたわり、治癒力を高める意味があります。。
なかなか潤わないお肌をいたわるように、手でお顔を包み込みましょう。







ステップ4、UVカット


UVカット化粧品には「SPF」というのや「PA」というものが記載されています。
この数値が高いほどお肌への刺激が大きく肌を傷めてしまいます。
目的に合わせて数値を選ぶ必要があります。


【生活シーンに合わせた紫外線防止効果】
■買い物や散歩など街中の日常生活・・・SPF20・PA+
■屋外での軽いスポーツやレジャーなど・・・SPF10~30・PA++
■炎天下でのレジャーやリゾート地でのマリンスポーツなどSPF30~50・PA+++

*SPFとはUVーB波による日焼けの防止効果を表す数値です。
 何も塗らない皮膚が20分で日焼けする人の場合、
 SPF10であれば20×10=200分程度大丈夫ということになります。

*PAとはシワたるみを引き起こすUVーA波の防止効果をPFA値に基づき示しています。
 何も塗らない皮膚と比べて、
 ・2~4倍遅らせることができる場合 PA「+」
 ・4~8倍遅らせることができる場合 PA「++」
 ・8倍以上 PA「+++」

*SPF20のUVカット化粧品を使用した後に、
 SPF20のファンデーションを塗ればプラスされてSPF40になる…
 ということはありません。


このように、SPFやPAの数値は、紫外線を防止できる「時間」を表しています。
なので低い数値でもこまめに塗り直した方がお肌にやさしいです。





【誰も教えてくれなかったUVカットのテクニック】

記載の数値の効果を出すためには、
1平方センチメートルあたり2gぬらなければなりません。
その量は思っている以上に多いです。
UVカット化粧品がクリーム状の場合はパール粒大2粒、
液状の場合は1円玉2枚にもなります。

この量を塗った次にファンデーションを塗ると、キレイに仕上がりません。
なので、ファンデーションを塗る場合は、まず半量のUVカット化粧品を塗ります。
そして、次にファンデーション(SPF/PAの表示があるもの)を塗れば、
日焼け止め効果を得られ、ファンデーションをキレイに塗ることができます。

ちょっとしたお肌への気遣いが、将来のお肌が喜ぶ秘訣です。







ステップ5、メイク


【ファンデーション】

パウダーファンデーションが、肌への負担が少ないです。
ニキビ肌、乾燥肌の人もパウダーに変えてみましょう。

ハケでパウダーを取り、余分なパウダーを手の甲で落としてからつけます。
初心者でも、ムラなくキレイに付けることができます。
どうしても乾燥する場合は、エマルジョン(練り状)のファンデーションを使い、
徐々にパウダーに移行していきましょう。




【ポイントメイクの注意】

マスカラやアイライナーなど、ウォータープルーフ(水で落ちにくいタイプ)を
使用していませんか?
落ちにくく便利ですが、落とすときにオイルやリキッドクレンジングなど
比較的負担がかかるクレンジングが必要になります。
落ちにくいものを落とすのですから、それは仕方がないことです。
ただ、目元の皮膚は薄くクスミや小じわができやすいです。
ですから、毎日使用するのではなく、海やスポーツなどで必要な場合に使い、
普段はなるべく通常のマスカラにしてみましょう。
中でもお湯で落とせるタイプはおススメです。




メイクは身だしなみの一つです。
どうしても接客業などで、しっかり目のメイクが必要になる場合もありますよね。
その場合、ファンデーションは薄くても
「眉、アイライナー・チーク」の3つさえすれば、
不思議なことにしっかりメイクをしている様に見えます。











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