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 IMコンサルタント 美容コンサルタント平松由貴 
 *執筆・講演・取材依頼等は、Email:info@hadahari.com または平松由貴オフィシャルウェブサイトから
 

UVカット

UVカット(*詳しくは肌ハリ洗顔法~ステップ4へ)


【選び方】

紫外線は、シミやソバカスになるという印象が大きいですが、

UV-A波は真皮(コラーゲン線維などがある肌の奥)まで到達するため、

シワやハリ不足にも大きく関わります。

紫外線は建物や地面に反射するので、日傘や帽子だけでは防ぎきれません。

ですから、UVカット化粧品はとても大切です。

しかし、多くの人がSPF・PAの数値が高い方がよいと

勘違いをしてしまっています。

数値が高いものは、紫外線から守る時間が長いですが、

肌への負担が大きくなります。

「毎日SPF50を使用しているから安心」と思わないようにしましょう。

頻繁に使用すると肌荒れや乾燥、色素沈着などができやすくなります。

SPF10など数値の低いものは、紫外線から守る時間は短いですが、

化粧品の刺激から肌が守られるという利点があります。

*「紫外線吸収剤不使用」の日焼け止めでも、
  数値が高いものは乾燥性皮膚炎をまねくことがあります

紫外線と化粧品の刺激から肌を守るには、

下記(表1)のように目的によってSPF・PAの数値を選ぶことが重要です。


ちなみに、SPF20のUVカット化粧品を使用した後に、

SPF20のファンデーションを塗るとプラスされてSPF40になる…

ということはありません。SPF20程度と考えましょう。


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(表1)
  SPF   PA          目的
   ~20  +  日常生活(買い物・通勤・散歩など)
 10~30  ++  屋外での軽いスポーツ・レジャーなど
 30~50  +++  炎天下でのレジャー、
リゾート地でのマリンスポーツなど
 
*SPFとはUV-B波による日焼けの防止効果を表す数値です。
 何も塗らない皮膚が20分で日焼けする人の場合、
 SPF10であれば20×10=200分程度大丈夫ということになります。
 
*PAとはシワやハリ不足を引き起こすUV-A波の防止効果をPFA値に基づき示しています。
 何も塗らない皮膚と比べて
 ・2~4倍遅らせることができる場合 PA「+」
 ・4~8倍遅らせることができる場合 PA「++」
 ・8倍以上 PA「+++」
 となります。

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ただ、数値が高いものがよいと思っている人が多いため、

低い数値の商品が少ないのが現状です。

どうしても、SPF20/PA+などといった低い数値のものが見つからない場合は、

なるべく低い数値のもので、「紫外線吸収剤不使用」または「ノンケミカル」

と記載があるものを使用するとよいでしょう。



【塗る量】 
  

記載の数値の効果を出すためには、

1平方センチメートルあたり2g塗らなければなりません。

その量は思っている以上に多く、クリーム状の場合はパール粒大2粒、

液状の場合は1円玉2枚にもなります。

この量を塗ると、上からファンデーションを塗る場合キレイに仕上がりません。

なので、ファンデーションを塗る場合は、

この半分の量を塗るようにおススメしています。

そして、次にファンデーション(SPF/PAの記載があるもの)を塗れば、

日焼け止め効果は保てますし、ファンデーションの仕上がりもキレイです。

とくに紫外線が強い時期は、日焼け止め成分が入ったファンデーションを

使うとよいでしょう。

ちょっとしたお肌への気遣いが、将来のお肌が喜ぶ秘訣です。












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